作曲:リュリ|「やさしいうた」「クーラント」《パリの原智恵子》フランスバロック
パリの原智恵子
原智恵子さんのCD「パリの原智恵子」を愛聴しています。
このCDで、フランスバロックの作曲家リュリの作品を知りました。
曲目
このCDには、リュリやラモー、クープランなどのフランス古典の小品の他に、シューマン・ベートーヴェン・ブラームスの作品が収められています。
収録曲は以下の通りです。
- ①リュリ:優しいアリア
- ②リュリ:クーラント
- ③ラモー:ロンドによるミュゼット
- ④ラモー:鳥のさえずり
- ⑤クープラン:修道女モニク
- ⑥クープラン:葦
- ⑦〜⑲シューマン:子供の情景 作品15
- ⑳ベートーヴェン:魔笛の主題による7つの変奏曲WoO.46
- ㉑〜㉔ブラームス:チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 作品99
原智恵子(ピアノ)
ガスパール・カサド(チェロ⑳〜㉔)
1953年〜1961年の録音でモノラル録音です。
ノイズは多少ありますが、何度聴いても飽きない不思議な魅力のある演奏です。
楽譜
このCDを聴いて私もリュリのやさしいうた(優しいアリア)とクーラントを練習しています。二曲ともホ短調の曲です。
楽譜は春秋社発行の「バロックピアノ曲集」井口基成(編集・校訂)を使用しています。
井口 基成 (著)
原智恵子さんについて
原智恵子さんは1914年神戸生まれのピアニストです。
ピアニスト中井正子さんの「智恵子先生の思い出」からの引用です。
”智恵子先生の演奏はハッとするほどエレガントでもあった。日常から身のこなしに至るまで、先生は徹底してエレガントだったから、あのような演奏が自然と生まれるのだろう。”
「智恵子先生の思い出」中井正子・ピアニスト