作曲:ショパン|即興曲 第4番 作品66 嬰ハ短調『幻想即興曲』《フィギュアスケート》
即興曲 第4番 作品66 嬰ハ短調『幻想即興曲』
ショパンの即興曲 第4番作品66 嬰ハ短調 はショパンの友人フォンタナにより幻想即興曲(Fantaisie-Impromptu)と題して出版された遺作です。
この曲は4つの即興曲の中で最も有名になり世界中で愛されている曲ですが、一説によるとショパンはフォンタナに、「自分の死後この楽譜は燃やして処分して欲しい」と頼んでいたと言われています。
ショパンの即興曲(アンプロンプチュ)は以下の通りです。
- 第1番作品29変イ長調(1837年作曲)
- 第2番作品36嬰ヘ長調(1839年作曲)
- 第3番作品51変ト長調(1843年作曲)
- 第4番作品66嬰ハ短調(1834年作曲)『幻想即興曲』(遺作)
第4番が有名な幻想即興曲です。
Chopin - Fantaisie Impromptu, Op. 66 (Rubinstein) / YouTube
曲目:Fantaisie-impromptu in C-Sharp Minor, Op. 66(即興曲第4番 嬰ハ短調 遺作 作品66『幻想即興曲』)
作曲:Fryderyk Franciszek Chopin(フレデリック・フランソワ・ショパン)
演奏:Arthur Rubinstein(アルトゥール・ルービンシュタイン)
ルービンシュタイン(1887年-1982年)は、ポーランド出身のピアニストです。
即興曲第4番 嬰ハ短調 遺作 作品66は1834年頃の作品です。
4つの即興曲の中で最初に作曲されました。
ショパンの弟子であるエステ公爵夫人に献呈された1835年の自筆譜が見つかっています。
即興曲(アンプロンプチュ)
フォンタナは、ショパンの死後この曲を幻想即興曲(Fantaisie-Impromptu)と題して出版しました。
Fantaisie-Impromptuはフランス語です。
- Fantaisie - 空想・幻想・想像
- Impromptu - 即興・即興曲
発音はちょっと難しいです。
Google翻訳 - Fantaisie-Impromptu
何度音声を聞いても聞き取れない私です、、
Impromptuはカタカナで「アンプロンプチュ」と表記されます。
Fantaisieは英語のFantasyのことですね。
幻想即興曲とフィギュアスケート
ショパンの幻想即興曲はフィギュアスケートのプログラムにおいても何度も使用されており、世界中で愛されているのがわかります。
ショパンの旋律にフィギュアスケートの美しさが調和し秀逸な芸術作品になっています。
選手たちの素晴らしい演技とともにこの曲が心に残っている人も多いのではないでしょうか。
浅田真央選手の『幻想即興曲』
浅田真央(mao asada) 4CC 2008 FS 「幻想即興曲」 ~ 高画質 高音質Ver. 保存版 / YouTube
浅田真央選手がショパン作曲『即興曲第4番 嬰ハ短調 遺作 作品66「幻想即興曲」』を使用曲に選びました。
荒川静香選手の『幻想即興曲』
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Shizuka Arakawa - Olympics 2006 Torino - SP - Fantasie Impromptu by F. Chopin / YouTube
荒川静香選手がショパン作曲『即興曲第4番 嬰ハ短調 遺作 作品66「幻想即興曲」』を使用曲に選びました。
クリスティ・ヤマグチ選手の『幻想即興曲』
Kristi Yamaguchi 1995 Ultimate Four Artistic Program (Fantasy Impromptu) / YouTube
クリスティ・ヤマグチ選手がショパン作曲『即興曲第4番 嬰ハ短調 遺作 作品66「幻想即興曲」』を使用曲に選びました。
フォンタナのおかげ
ショパンは未発表の遺稿はすべて破棄するよう友人のフォンタナに遺言を残していましたが、その遺言は守られず多くの曲が遺稿として発表されました。
「即興曲第4番 嬰ハ短調 遺作 作品66」も、フォンタナは『幻想即興曲』(Fantaisie-Impromptu)という題名までつけて出版してしまいました。
でもそのおかげで私たちはこのような素晴らしい芸術を観ることができるんですね。
幻想即興曲の楽譜
私も「幻想即興曲」をピアノの発表会で弾いたことがあります。
確か中学生の頃だったと思います。
あの頃は速い曲を弾くのが楽しくて発表会後もよく弾いていました。
今はもう弾ける自信はないですが、美しい中間部だけでも弾けたらいいですよね。