作曲:ラモー|やさしい訴え(恋の嘆き)《ピアノ演奏》
ラモー
ラモー(1683-1764)は、バロック時代のフランスの作曲家です。
2024年に没後260年を迎えます。
クラヴサン
ラモーの時代はまだピアノはなくクラヴサンでした。
クラヴサンは16~18世紀の鍵盤楽器です。
鳥の羽軸などで作られた爪で弦を引っかいて音を出します。
チェンバロとハープシコードとクラヴサンは、同じもののことだそうです。
チェンバロはイタリア語、ハープシコードは英語 、クラブサンはフランス語とのことです。
やさしい訴え
ラモーの「やさしい訴え」が好きです。
“やさしい訴え”という言葉は、あらためて考えると不思議な言葉ですね。
フランス語の「Les Tendres Plaintes」からこのように訳されています。
この曲は、別名「恋の嘆き」とも呼ばれています。
“ 嘆き ” なので、深く悲しみながらも諦めきれずに切に願っている様子でしょうか。
ちょっと切ないメロディですね。
ピアノ演奏
Marcelle Meyer, Les Tendres Plaintes (Rameau) / YouTube
- 曲目:Les Tendres Plaintes (やさしい訴え・別名「恋の嘆き」)
- 作曲:Jean-Philippe Rameau(ジャン=フィリップ・ラモー)
- 演奏:Marcelle Meyer(マルセル・メイエ)
Marcelle Meyer(マルセル・メイエ)は、1897生まれのフランスのピアニストです。
トリルがとても美しく、優しい演奏で心を惹きつけます。
こんなふうに弾けるようになりたいです。
レパートリー
この曲はお気に入りのレパートリーで、自分の演奏をYouTubeにアップロードしたことがあります。
でも、久しぶりに自分の演奏を聴くとなんかソワソワします。
落ち着いて聴いていられないですが、もうしばらくこのままにしておきます。
チャンネルは現在物置状態ですが、いつかまた録音してみようと思うのでよかったらチェックしてみてください。
楽譜
CD
CDは、青柳いづみこさんの「やさしい訴え~ラモー作品集~」がおすすめです。
ピアノで聴けるラモーの作品集です。
青柳いづみこ (アーティスト) 形式: CD
収録曲(全27曲)をメモしておきます。
「クラヴサン曲集」(1724)より
- 鳥のさえずり
- ロンドー形式によるミュゼット
- タンブーラン
- 田舎風
- やさしい訴え
- 喜び
- 気紛れ
- ミューズたちの対話
- ひとつ目巨人たち
- ガヴォット
- ガヴォットのドゥーブル(6)
- メヌエット(2)
- めんどり
- 異名同音
- エジプトの女たち
- リヴリ
- 挑発的
- 内気(2)
- 無遠慮
- 王太子妃(1747)