作曲:レスピーギ|リュートのための古風な舞曲とアリア〜シチリアーナ
レスピーギの「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲の第3番「シチリアーナ」は、哀愁漂うどこか懐かしい感じのする曲です。
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レスピーギ「リュートのための古風な舞曲とアリア」は、16世紀イタリアの作曲者不詳のリュートのための曲をもとにレスピーギが管弦楽曲や弦楽合奏曲として編曲した3集の組曲です。第1組曲と第2組曲は管弦楽曲、第3組曲は弦楽合奏曲として編曲されました。そしてピアノ独奏版としても編曲されています。
レスピーギ(1879-1936)は、イタリア・ボローニャ出身の作曲家です。
「リュートのための古風な舞曲とアリア」より「シチリアーナ」ピアノ演奏
Ancient Airs & Dances "Siciliana" Ottorino Respighi Joel Hastings / YouTube
曲目 | Ancient Airs and Dances(リュートのための古風な舞曲とアリア)第3組曲第3番Siciliana(シチリアーナ) |
作曲 | Ottorino Respigh(オットリーノ・レスピーギ) |
演奏 | Joel Hastings(ジョエル・ヘイスティングス) |
演奏者のジョエル・ヘイスティングス(1969年 - 2016年)は、カナダ出身のピアニストおよび教職員でした。
Joel HastingsのYouTubeチャンネルでは他にも多くの素敵な演奏を聴くことができます。
ジョエル・ヘイスティングスによる「リュートのための古風な舞曲とアリア」の再生リストはこちらです。
聞き覚えのある懐かしいメロディー
この曲を聴いて、聞き覚えがある人もいるのではないでしょうか。この曲は1999年、カゴメ・パスタソース「アンナマンマ」のテレビCMで使用されていました。つのだたかしさんのリュートによる演奏で当時とても反響があったようです。
▼ Amazon Musicで再生することができます。
リュートってどんな楽器?
リュートという楽器は、中世からバロック時代にかけてヨーロッパ各地で親しまれていた撥弦楽器です。実際のリュートの映像と演奏を視聴できる動画があります。▼
穏やかなテンポが心地良いです。リュート教室もあるそうですね。
シチリアーナの楽譜
全音ピアノピースからシチリアーナ/レスピーギの楽譜が出ています。全音ピアノピースは楽譜を一曲だけ購入したい場合にとても便利ですね。
「ぷりんと楽譜」では、易しくアレンジされた楽譜をデータで購入することができます。
Amazonプライム会員特典の一つであるPrime Musicで聴きました。Prime Musicでは、プレイリストに追加してお気に入りリストを作ったり、モバイル端末でダウンロードしてオフラインで聴くこともできます。
オルゴールの「シチリアーナ」もいい感じでした。
シチリアーナの特徴
クラシック音楽では、レスピーギのシチリアーナの他にも、バッハのシチリアーノ(siciliano)やフォーレのシシリエンヌ(Sicilienne)などがあります。これらの楽曲は8分の6拍子の緩やかなリズムを特徴としています。
フォーレのシシリエンヌ(Sicilienne)▼
バッハのシチリアーノ(siciliano)▼
Bach-Kempff - Siciliano from Flute Sonata No 2 BWV 1031 / YouTube
バッハのシチリアーノは私も時々弾いています。
2019年の演奏→https://youtu.be/lS_vzsxkZ50
バッハ 「シチリアーノ」Bach:Siciliano BWV.1031(piano) / YouTube
2011年の演奏→https://youtu.be/93mAs_fOtfk
バッハ 「シチリアーノ」Bach:Siciliano BWV.1031(piano) / YouTube
久しぶりに自分の演奏を聴いたらなんかちょっとドキドキしました。聴き比べてみると2011年の方が暗譜が不完全でたどたどしいおかげでテンポは落ち着いています。2019年の方は暗譜を過信してるせいかミスタッチも多いのにあまり気にせずアップしちゃったみたいです。なんかちょっと聴いていて落ち着かないです…
ちょっと恥ずかしいですが、YouTubeは演奏を記録したり保管しておくのにとても便利な場所です。